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鳥取県立バリアフリー美術館のバリアフリーへの試み|リットVRギャラリー

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少し前になりますが、障がいのあるアーティストの作品に特化したオンライン上の美術館「 鳥取県立バリアフリー美術館 」が2023年2月28日にグランドオープンしたとの報道がありました。 「バリアフリー美術館」インターネット上にオープン 出展:NHKニュース|鳥取 NEWS WEB 鳥取県立バリアフリー美術館オープン 鳥取県立バリアフリー美術館( https://tottori-bfm.jp/ )は、2022年に施行された 障がい者情報アクセシビリティ・コミュニケーション施策推進法 を受けて、障がいのあるアーティストが制作した自由で純粋なアート作品を多くの人に鑑賞してもらうことや、美術館や展示会に行くことが難しい人々にも芸術に触れる機会を提供することを目的に鳥取県と凸版印刷株式会社が共同開発したオンライン上のデジタル美術館です。 鳥取県のプレスリリースによると公立のオンライン美術館で障がい者アートに特化したオンライン美術館は全国初の試みとなるとのことです。 オンライン美術館・鳥取県立バリアフリー美術館のTOPページ [PR]オンライン美術館を体験 鳥取県の試み 鳥取県によるこの事業は、障がいのある方を含む誰もがバリアフリーにアートと接することができる社会を目指したい取り組みで、インターネットなど一般的に利用可能なIT技術を活用して2つのバリアフリーにに取り組んでいます。 鑑賞のバリアフリー  *1 デジタル技術で、何時でも、何処でも、誰でも、インターネットに接続できる環境さえあれば、障がいのあるアーティストの優れた作品を鑑賞することができます。 作品のバリアフリー  *1 障がいのあるアーティストによる優れた作品を展示します。県内に眠る障がいのあるアーティストの作品に光を当てます。 *1.「 鳥取県立バリアフリー美術館創立事業について 」から引用 鳥取県のバリアフリー美術館の取り組みは、デジタル技術やインターネット技術が障害のある方の様々な障壁を取り払いアートや芸術を触れて頂く機会を提供したり、障がいのない方もデジタル技術で障がいのあるアーティストの素晴らしい作品に触れる機会を拡大する アートのバリアフリー化 に取り組んだ社会的意義のある試みだと思います。 障がい者情報アクセシビリティ・コミュニケーション施策推進法の施行をきっかけに先進的なバリアフリー美術館をオープンした

バーチャル美術館制作サービス"Lit VR Gallery"のブイ・アール|リットVRギャラリー

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こんにちは。VR制作担当の渡邊と申します。  Lit VR Galleryは、文字通り、バーチャル・リアリティ(VR)技術を使用して、美術作品などの展示物をインターネット上のバーチャル空間に公開展示するサービスです。  一言でVRと言っても、いくつか種類がありますので、まずはVRの種類について簡単にご説明します。  今回はVR制作側の視点で、当社がご提供するバーチャル美術館制作サービス"Lit VR Gallery"についてお話させて頂きます。 1. 3DCGベースのVR: 仮想空間内で自由に移動したり、物体の操作を可能にするVRです。 ゲーム、シミュレーション、デザイン、教育など、さまざまな分野で利用されています。 2. 実写3DベースのVR: 360度カメラ等で撮影した映像を立体的に再現し、ユーザーに臨場感を提供するVRです。 観光、イベント、教育、リアルタイムビデオコミュニケーションなどに応用されています。 3. ミックスドリアリティ(MR): 仮想現実と現実世界の要素を組み合わせたVRです。 ユーザーの周囲の現実環境を認識し、これに仮想オブジェクトや情報を重ねることができます。 産業、医療、訓練、エンターテイメントなど、さまざまな分野で活用されています。 4. 全身感覚型VR: 視覚だけでなく、聴覚、触覚、運動などの要素を取り入れ、全身の感覚を刺激するVRです。 ヘッドマウントディスプレイやボディセンサー、振動デバイスなどを使用して、より没入感のある体験を提供します。 ゲーム、エンターテイメント、医療、リハビリテーションなどの領域で活用されています。  当社がご提供する"Lit VR Gallery"は、3DCGベースのVRを採用していますが、これは、3DCG-VRが美術品などの作品展示に最も適したVRアーキテクチャであると判断した結果、当社VRサービスへの導入を決定したものです。 [PR]バーチャル・リアリティ(VR)技術を体験  3DCG-VRは構成する部品が多く、最初の作り込みに多くの時間と工数が必要となりますが、部品や作品の差し替えが比較的容易にできますので、展示作品の入れ替えや、部屋の模様替えに対応しやすくなります。  また、VR空間内の移動の自由度が高かったり、アバターを配置したり、デザイナーの思い通りにV

オンライン美術館とは?おすすめのオンライン美術館も解説|リットVRギャラリー

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 新型コロナウイルス感染症の影響で世界中の美術館が休館を余儀なくされ、多くの人々の美術鑑賞の機会が制限されました。一方で美術館に携わる多くの人々が我々に美術に触れる機会を取り戻そうと奮闘し、新たな美術館の鑑賞スタイルに挑戦する取り組みもたくさんありました。その一つが美術品をインターネットで展示する オンライン美術館 です。 オンライン美術館とは オンライン美術館とは、美術館にある絵画や彫刻・陶芸品などの美術品やアート作品をインターネット上のWEBサイトで自宅のパソコンやタブレット、スマートフォンなどで楽しむことができるサービスです。 美術品の画像はもちろん動画や音声、バーチャル空間のVR映像などさまざまなタイプがあり、自宅にいながら気軽にアートを楽しめるようになっているのも特徴です。 [PR]オンライン美術館を体験 オンライン美術館のメリット オンライン美術館は、インターネットを利用したオンラインならではのメリットがあります。 昼夜や休館日を問わず、24時間365日いつでも美術品の鑑賞できる 遠方にある美術館や博物館でも気軽に鑑賞を楽しめる VR(バーチャルリアリティー)など最新技術を使ったアート作品で新たな体験ができる 学校の美術授業のオンライン教材として教室で利用できる 上記のメリットに加え、コロナ禍ではソーシャルディスタンスを保ったままアートを鑑賞できる環境を提供しました。また、海外の美術館など簡単に訪問できない美術館の訪問体験を提供したり、自宅でコーヒー片手に時間や周囲を気にせずアート鑑賞ができるなど新たな美術館の鑑賞スタイルを生み出したと思います。 有名なオンライン美術館 ここまでオンライン美術館の概要やメリットを紹介しましたが、実際に世界的に有名なオンライン美術館でその魅力を体験してみましょう。 ルーブル美術館 COLLECTIONS コロナ禍で美術館に行けなくなったことから、多くの美術館ではオンラインで作品を楽しめるようにする取り組みを行いました。その代表格であるパリのルーブル美術館では 「ルーブル美術館  COLLECTIONS」 サイトで2021年の春から48万2000点以上の全作品を無料公開しています。世界的に有名な モナ・リザ や ミロのヴィーナス などの作品もオンラインで閲覧できます。 ルーブル美術館 COLLECTIONS(英語) Goog