バーチャル美術館制作サービス"Lit VR Gallery"のブイ・アール|リットVRギャラリー

こんにちは。VR制作担当の渡邊と申します。

 Lit VR Galleryは、文字通り、バーチャル・リアリティ(VR)技術を使用して、美術作品などの展示物をインターネット上のバーチャル空間に公開展示するサービスです。
 一言でVRと言っても、いくつか種類がありますので、まずはVRの種類について簡単にご説明します。

 今回はVR制作側の視点で、当社がご提供するバーチャル美術館制作サービス"Lit VR Gallery"についてお話させて頂きます。

1. 3DCGベースのVR:

  • 仮想空間内で自由に移動したり、物体の操作を可能にするVRです。
  • ゲーム、シミュレーション、デザイン、教育など、さまざまな分野で利用されています。

2. 実写3DベースのVR:

  • 360度カメラ等で撮影した映像を立体的に再現し、ユーザーに臨場感を提供するVRです。
  • 観光、イベント、教育、リアルタイムビデオコミュニケーションなどに応用されています。

3. ミックスドリアリティ(MR):

  • 仮想現実と現実世界の要素を組み合わせたVRです。
  • ユーザーの周囲の現実環境を認識し、これに仮想オブジェクトや情報を重ねることができます。
  • 産業、医療、訓練、エンターテイメントなど、さまざまな分野で活用されています。

4. 全身感覚型VR:

  • 視覚だけでなく、聴覚、触覚、運動などの要素を取り入れ、全身の感覚を刺激するVRです。
  • ヘッドマウントディスプレイやボディセンサー、振動デバイスなどを使用して、より没入感のある体験を提供します。
  • ゲーム、エンターテイメント、医療、リハビリテーションなどの領域で活用されています。

 当社がご提供する"Lit VR Gallery"は、3DCGベースのVRを採用していますが、これは、3DCG-VRが美術品などの作品展示に最も適したVRアーキテクチャであると判断した結果、当社VRサービスへの導入を決定したものです。

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 3DCG-VRは構成する部品が多く、最初の作り込みに多くの時間と工数が必要となりますが、部品や作品の差し替えが比較的容易にできますので、展示作品の入れ替えや、部屋の模様替えに対応しやすくなります。

 また、VR空間内の移動の自由度が高かったり、アバターを配置したり、デザイナーの思い通りにVR空間を作成できますので、ゲームのように没入できる楽しいバーチャル美術館を作ることができます。

 他にもバーチャル美術館向けには、実写3D-VRもありますが、これは、美術館や博物館の建造物も含めて一つの作品として捉え、非常にリアルな臨場感を体験することができます。
一方で、ウォークスルーできる自由度が狭かったり、作品の差し替えに対応しづらいなどのデメリットもあります。

 当社の"Lit VR Gallery"では、VRの操作感と作品のスケール感にこだわっています。
VRの操作感が簡単であれば、イライラや疲れることなく、バーチャル空間に没入しやすくなります。

作品のスケール感は、作品鑑賞に楽しさを加える大きなファクタとなるため、Lit VR Galleryでは、VR空間内のスケール換算で、ミリ単位まで作品の大きさを再現しています。


 多くの美術館のウェブサイトでは、作品の大きさに関わらず、同じ大きさのサムネイルで作品を一覧表示しますが、バーチャル美術館では物理的な大きさをVR空間内でシミュレーションすることができます。
 絵画などの作品は数十センチの作品から、数メートルにも及ぶ巨大な作品まで、大きさや形に決まりはなく、まちまちです。
 よく知られた有名な作品でも、こんなに大きかった!こんなに小さかった!といった驚きを体験することができるのは、バーチャル美術館の最大の強みであると思います。

 今後もバーチャル美術館の制作においての苦労話やウラ話も含めて情報発信しますので、どうぞよろしくお願い致します。

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